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2012.11.03 (Sat)

「はたして農業でポルシェが乗れるのか?」 エピソード3

農業は儲からない

10年やってきて、農業ではポルシェに乗れない事に気づいた今。
その根本的な原因について書いてみます。

※あくまでも私個人的な見解でしかも農家の立場からのお話になりますので、
消費者の皆様にはつまらない記事になるかもしれません。
消費者の皆様、飲食店さんにはお気を悪くする方もいらっしゃるかもしれません。
只、このままでは農業はダメになってしまうととても強く感じていますので、
思い切って述べてみます。


ど素人の私が農業という絶対にやりたくなかった職業に就いて10年。
農業が儲からない理由がいくつか浮上しています。

全ての理由について書いていきますと、
とんでもなく複雑になってしまいますので、
ここではその中の一つ「野菜の金額」についてお話します。

この「野菜の金額」というのが、儲からない大きな理由であることは確実です。
「野菜の販売価格」は安すぎるのではないでしょうか?


その中で大切な理由が2つあります。


1つ目。

野菜を作るようになって知った事。

「労働力の割に販売する野菜の単価の安い」

なぜなのだろうか?

あくまでも推測ですが、ある数字を見るとその理由に近付けるような気がします。

平成24年の農業就業人口は251万人(概数)。
(参考までに平成23年は260万人です。)
農業就業人口のピークは昭和35年で1454万人。

ここで注目すべき数字ですが、
平成24年の日本の人口は1億2665万人。(平成24年3月末時点)
平成24年の総人口に対して農業就業人口は約2%です。

対して昭和35年の総人口は9341万人。
農業就業人口1454万人、何と約15.5%。
100人に15人が農業をしていたという驚きの数字です。

東京オリンピックが開催されていた4年前の事です。

何が言いたいのかといいますと、農耕民族の日本人。
要は野菜は昔から身近であって、すぐに手に入るもの。
誰もが作っているのですから、
販売価格が高くないのが当たり前だったのではないでしょうか。


その流れが21世紀になっても、変わらずに世の中に浸透したままなような気がします。
時代の流れと共に物価は上がっても、野菜に対する見方は昔のままなのではないでしょうか?

くどいようですが、今は21位世紀です。


平成23年の新規就農者数は5.8万人。
そのうち、39歳以下は1.4万人。

このまま儲からない農業のままであれば、農業就業者人口はさらに減って行くような気がします。


2つ目。

「生産者が自ら野菜の販売価格を下げている。」

これは実際にあった話です。

私がプンタレッラを作った時に、いくらで販売するか迷っていました。
知り合いの農家が1年前に作っていた事を思い出し、電話で問い合わせてみました。

「プンタレッラ、作っていましたよね?ぶっちゃけいくらで販売したのですか?」

「ん~確か150円だったかな。」

「……」


そしてもう一つ。

知り合いの直売所にアーティチョークが350円で販売されていました。

「めちゃくちゃ安いですね?いくらで仕入れたのですか?」

「300円だったかな」

農家から仕入れた金額、というか、農家が販売した金額に驚いてしまいました。

「800円で売れますよ。こういうのは安くても高くても買う人は買う、買わない人は買いません。」

結局、800円で売れたそうです。


最近、西洋野菜の種が出回って誰でも作りやすくなっていますが、
販売価格を知らないのか、相場がめちゃくちゃになっています。

とある有名な直売所で見た「カーボロネロの価格」にも安すぎて驚いた事があります。

そんな私はといいますと、値段を決める前、
知り合いのシェフに電話をして築地の相場を聞き出したり、
野菜の卸業者さんに直接市場の相場を聞きます。
決して高くするつもりはありませんが、
絶対に安くするつもりはありません。



数年前、「アイスプラント」を作り始めた時、
当時は「バラフ」という名前で3本で450円で販売されていました。

それから数年経ち、国産の種メーカーが種を販売するようになってから、
誰もが作りだし、今では150円です。

なぜ、450円をキープしようとしないのか!

いったい誰が値段を下げているのか!



雨の日も風の日も暑い日も寒い日もあります、農業は自然とのお付き合い。
さらに人間がやっているのですから体調の悪い日もあります。
絶好調でない時の方が多いと感じている農業という職業。

場所や規模、それぞれの環境は違いますので、
全ての方にお願いできるわけではありませんが、
少しでも賛同して頂ける農家の皆さんに言いたい、

「値段を付ける時、あの時の辛い日々を思い出して下さい。」
「決して高くは設定する必要はありません、めちゃくちゃな相場だけはやめませんか。」




次回、エピソード4
「規格をぶっこわせ!!」に続きます。






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いろいろなご意見があると思いますが、
もう少し本音を語りたいと思います。












テーマ : 野菜づくり - ジャンル : 趣味・実用

17:21  |  「はたして農業でポルシェが乗れるのか?」  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)

Comment

年金もらって野菜作ってる人が多いだもん!。 そんなこと考えちゃいない。
テレビで話題になって”おっわしも作ってみっか”と手を出し(しかもハウス、中には水耕で)。出来たは良いけど、”あれま売れんなー、安くしてみっぺ”なのかと・・。おじいさん売り先が違うし、消費者にアピールもしなきゃ駄目なの!しかも年金在るから 再生産価格維持なんて意識無く、今のありさま。業界人が業界の首を絞めている。
seiendon |  2012.11.03(土) 22:43 | URL |  【編集】

seiendon さん、こんばんは!

まさしくおっしゃる通りです。
これじゃどうにもなりませんね!!

何とかしたいですよ、本当に!
yasai8313 |  2012.11.03(土) 23:02 | URL |  【編集】

いつも拝見しております。
刺激的な題名でついついコメントさせていだきました。当方供給側ですが、年金もらってるじっちゃん、ばっちゃん生産者が市場から退場した時、農業者の時代になるのではないか?とふんで頑張っております(笑)
将来的、世界的人口増が見込まれる中、食糧価格が今後どうなっていくかは注目ですし・・・

次回楽しみにしております。
Vegeta屋 |  2012.11.04(日) 05:29 | URL |  【編集】

Vegeta屋さん、コメントありがとうございます。
また、いつもご訪問ありがとうございます。

現在農業を支えている年配の方々が引退に入った時、きっと何かの大きな変革があるような気がします。
あと10年後、多分、今の農業とは違った流れが出てくるのではないのでしょうか?

次回、「規格をぶっこわせ!」にご期待下さい!
yasai8313 |  2012.11.04(日) 06:41 | URL |  【編集】

最後のエピソードが出そろうまでコメントは差し控えます。笑

楽しみにしてます。
こばし |  2012.11.04(日) 08:42 | URL |  【編集】

こばしさん、コメント楽しみにしています!!
yasai8313 |  2012.11.06(火) 14:42 | URL |  【編集】

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