2011.07.22 (Fri)
四日間の行方
発送のお休み、ご迷惑をおかけ致しました。
宅配のお客様、飲食店の皆様、今週は野菜をお届けできずに申し訳ございませんでした。
この忙しい時に何をやっていたかと言いますと、
裁判員制度に選ばれてしまい、裁判員として裁判に参加しておりました。
公開裁判ですので、公にできることもあるのですが、裁判官を含め審議したことなど、守秘義務はお話できませんのでご了承ください。
※ 裁判員に選ばれたことを人に話してしまっていいの?と思われる方も多いと思いますが、裁判員法によると、裁判中は公にしてはいけないのですが、終了してしまったら大丈夫となっていますので、少しご報告をさせて頂きます。(以下参照して下さい)
裁判員等でいる間,裁判員等に選ばれたことを公にしてはいけません(裁判員法101条1項)。裁判員候補者名簿に登録されたことや,さらにくじで選ばれて裁判員候補者として裁判所に呼ばれたことを公にすることは禁止されていますが,法律で禁止されている「公にする」とは,出版,放送といった手段による場合やインターネット上のホームページ等に掲載するような場合など,裁判員候補者になったことを不特定多数の人が知ることができるような状態にすることをいいます。
一方,日常生活の中で,家族や親しい人に話すことは禁止されていませんし,上司に裁判員等になったことを話して,休暇を申請したり,同僚の理解を求めることは問題ありません。その際に,裁判所からの選任手続期日のお知らせ(呼出状)を上司や同僚に見せることについても差し支えありません。
なお,裁判員等でなくなった後に,自分が裁判員であったことを公にすることは禁止されていません。
初めからお話しますと、
昨年末、自宅に裁判員の候補の通知が届きました。
妻に、「何か当たっちゃいそうな気がするな…」と冗談まじりに話していた事を覚えています。
そんな事はすっかり忘れていた6月、また新たに通知が。
今回は「7月19日に千葉地裁に出向いて下さい」という呼び出し状です。
2回目の通知では、裁判員に選ばれたわけではありません。
何を着ていくか迷った結果、スーツを手にした私に、
「普通の服でいいんじゃないの?」と妻。
結果、洋服はラフすぎなければ大丈夫な感じです。
ビーチサンダルを履いていく勇気はありませんでした。
当日は、35名ほどが召集され、まず説明を受けます。
この時点で、辞退したい場合は申し出ることができます。
裁判官と個別面接などをし、残った人の中から、裁判員が6名、補充裁判員が2名、くじで選ばれるのです。
ここで、選ばれなかった人は、その場で終了です。
見事裁判員に選ばれてしまった私、午後から裁判に立ち会うことになりました。
最近のくじ運の強さはここでも発揮!
裁判員は、守秘義務などもあり、裁判中は番号で呼ばれることになります。
「私は3番です。」
被告人と言っても、人の人生を左右する判断をしなければなりませんので、
遊び半分というわけにはいきません。
最初は緊張していましたが、裁判長を始め、裁判所の職員の方の丁寧な応対で、
選ばれた見知らぬ8人の裁判員も徐々に打ち解けてきます。
2日目ともなると、裁判にも少し慣れてきます。
裁判員は被告人に質問することができます。(補充裁判員はできません)
3日目には、丁度「市橋被告」の判決が出る日でしたので、
メディアの人たちで裁判所の前は溢れかえっています。


裁判所から出た所で撮った一枚。職員の方から「敷地内での撮影は止めてください」と注意されました…
4日目最終日
判決の日です。
時間に少し余裕がありましたので、法廷で記念撮影を撮らせて頂きました。

裁判長から借りた服を着ています。夏冬兼用で、今の季節は暑いです。
少しリアルに裁判員の方が被告人の立つ位置に!
この服は販売されていないそうで、裁判官以外は入手することができません。

ニュースやドラマでは傍聴席からのシーンをよく見かけますが、
滅多に見られない裁判官からの目線です。

裁判官の席です。
その後、最後に共同通信をはじめ、新聞社からの合同記者会見なるものがあり、
4日間の裁判員のお仕事は終わりです。(記者会見の出席は任意です)
人の人生を決める難しさ、さらにお客様や野菜の事を考えると
辞退することも考えたのですが、
この経験はお金を払ってもできない事だと思い、参加することを決意しました。
「参加してよかった」と今は思います。
裁判員制度に不安感をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思いますが、
もし、呼び出しがきたら、参加してみることをお勧めします。
ブログランキングに参加しています。皆様のワンクリックの応援を励みにしております。
どうぞよろしくお願い致します。

↓ ↓ ↓


裁判員の認定バッチをもらいました。
裁判長曰く、
「オークションには出さないように。なぜならば、シリアルナンバーが入っていますので」
宅配のお客様、飲食店の皆様、今週は野菜をお届けできずに申し訳ございませんでした。

この忙しい時に何をやっていたかと言いますと、
裁判員制度に選ばれてしまい、裁判員として裁判に参加しておりました。
公開裁判ですので、公にできることもあるのですが、裁判官を含め審議したことなど、守秘義務はお話できませんのでご了承ください。
※ 裁判員に選ばれたことを人に話してしまっていいの?と思われる方も多いと思いますが、裁判員法によると、裁判中は公にしてはいけないのですが、終了してしまったら大丈夫となっていますので、少しご報告をさせて頂きます。(以下参照して下さい)
裁判員等でいる間,裁判員等に選ばれたことを公にしてはいけません(裁判員法101条1項)。裁判員候補者名簿に登録されたことや,さらにくじで選ばれて裁判員候補者として裁判所に呼ばれたことを公にすることは禁止されていますが,法律で禁止されている「公にする」とは,出版,放送といった手段による場合やインターネット上のホームページ等に掲載するような場合など,裁判員候補者になったことを不特定多数の人が知ることができるような状態にすることをいいます。
一方,日常生活の中で,家族や親しい人に話すことは禁止されていませんし,上司に裁判員等になったことを話して,休暇を申請したり,同僚の理解を求めることは問題ありません。その際に,裁判所からの選任手続期日のお知らせ(呼出状)を上司や同僚に見せることについても差し支えありません。
なお,裁判員等でなくなった後に,自分が裁判員であったことを公にすることは禁止されていません。
初めからお話しますと、
昨年末、自宅に裁判員の候補の通知が届きました。
妻に、「何か当たっちゃいそうな気がするな…」と冗談まじりに話していた事を覚えています。
そんな事はすっかり忘れていた6月、また新たに通知が。
今回は「7月19日に千葉地裁に出向いて下さい」という呼び出し状です。
2回目の通知では、裁判員に選ばれたわけではありません。
何を着ていくか迷った結果、スーツを手にした私に、
「普通の服でいいんじゃないの?」と妻。
結果、洋服はラフすぎなければ大丈夫な感じです。
ビーチサンダルを履いていく勇気はありませんでした。
当日は、35名ほどが召集され、まず説明を受けます。
この時点で、辞退したい場合は申し出ることができます。
裁判官と個別面接などをし、残った人の中から、裁判員が6名、補充裁判員が2名、くじで選ばれるのです。
ここで、選ばれなかった人は、その場で終了です。
見事裁判員に選ばれてしまった私、午後から裁判に立ち会うことになりました。
最近のくじ運の強さはここでも発揮!

裁判員は、守秘義務などもあり、裁判中は番号で呼ばれることになります。
「私は3番です。」
被告人と言っても、人の人生を左右する判断をしなければなりませんので、
遊び半分というわけにはいきません。
最初は緊張していましたが、裁判長を始め、裁判所の職員の方の丁寧な応対で、
選ばれた見知らぬ8人の裁判員も徐々に打ち解けてきます。
2日目ともなると、裁判にも少し慣れてきます。
裁判員は被告人に質問することができます。(補充裁判員はできません)
3日目には、丁度「市橋被告」の判決が出る日でしたので、
メディアの人たちで裁判所の前は溢れかえっています。


裁判所から出た所で撮った一枚。職員の方から「敷地内での撮影は止めてください」と注意されました…
4日目最終日
判決の日です。
時間に少し余裕がありましたので、法廷で記念撮影を撮らせて頂きました。

裁判長から借りた服を着ています。夏冬兼用で、今の季節は暑いです。
少しリアルに裁判員の方が被告人の立つ位置に!
この服は販売されていないそうで、裁判官以外は入手することができません。

ニュースやドラマでは傍聴席からのシーンをよく見かけますが、
滅多に見られない裁判官からの目線です。

裁判官の席です。
その後、最後に共同通信をはじめ、新聞社からの合同記者会見なるものがあり、
4日間の裁判員のお仕事は終わりです。(記者会見の出席は任意です)
人の人生を決める難しさ、さらにお客様や野菜の事を考えると
辞退することも考えたのですが、
この経験はお金を払ってもできない事だと思い、参加することを決意しました。
「参加してよかった」と今は思います。
裁判員制度に不安感をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思いますが、
もし、呼び出しがきたら、参加してみることをお勧めします。
ブログランキングに参加しています。皆様のワンクリックの応援を励みにしております。
どうぞよろしくお願い致します。




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裁判員の認定バッチをもらいました。
裁判長曰く、
「オークションには出さないように。なぜならば、シリアルナンバーが入っていますので」
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