fc2ブログ
03月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫05月

2010.04.27 (Tue)

野菜高騰の裏には。

ひとり言です。

ニュースを騒がせている野菜高騰の問題。
天候不順で野菜の出荷が少ないために起きる値段の高騰。

ニュースでは、作物が育たたない映像が良く流れています。
これを見ると、直撃を受けた農家の大変さが本当に伝わります。

野菜だけでなく、梅農家の方なんて大打撃。
自然の中で育てている梅がほとんどダメというのですから…

小松菜など、年間を通して何回も栽培できる野菜とは違い、
1年に1度しか作ることのできない作物はたくさんあります。
それが、ダメになるというのは、その農家さんの収入が激減してしまうのです。

反面、野菜高騰でも野菜を出荷できている農家さんもいます。
セリで行われる市場での売買。
品数が少なければ、値段が高くなる。出荷できている農家さん達はとてもラッキーなことです。

最近、この「セリ」というシステムが問題のようにも思えてきました。
作った野菜の出来栄えで値段に差がでるというのは、
農家にとってもやる気がおこるのですが、このシステムによって値段に変化が起きてしまう。

確かに、良いものを作れば高く売れるというのは正論で、
良いもの、悪いものが同じ値段というのも問題あり。

野菜の値段の付け方、21世紀になって10年も経っているのですから、
何とかならないものでしょうか?


私も野菜を販売している人間の1人で、売り先は、ネットでの通販と、飲食店さん。
市場出荷は全く興味がありませんが、
付けている値段はいつも同じです。

農業は、自然との付き合い。
上手くいく時もあれば、行かない時もある。当然な事だと思っています。

私の野菜の値段に対する考えは、労働に対する手間賃と思っていますので、
野菜が高いからといって値段は上げません。安いからといって下げません。

労働に対する賃金は同じであっても良いのかと思っています。



ブログランキングに参加しています。皆様のワンクリックの応援を励みにしております。
どうぞよろしくお願い致します。    


                                
     ビジネスブログランキング


そんな私ですが、
「雨の日の収穫は値段を上げたいのに」と涙流しています。








テーマ : 野菜づくり - ジャンル : 趣味・実用

00:46  |  農家のひとり言  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)
 | HOME |