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2010.04.16 (Fri)

農林水産省にひと言!!



あくまでも私の意見です。
そして、消費者の皆様にはあらかじめ謝ります。「ごめんなさい。」

この日照不足などの天候不順などで野菜の出荷量が少なく値段が高騰しています。
消費者の皆様、飲食店さん、とても大変だと思います。

農林水産省が、全国の生産出荷団体に出荷の前倒しや
規格外品の出荷を進めるよう協力を要請しました。


本当にすみません。私個人の意見ですのでお気を悪くしないでください。

「誰が規格を決めたのでしょうか?」

野菜には、間引き菜から始まり、おいしい時期がいろいろな段階で存在します。
それを味わってもらいたくて、規格サイズに全く興味がない私ですが、
市場などへ出荷している農家さん達は、その決められた規格に合わせて出荷しています。
機械で作られるわけではありませんので、規格外がでるのは当然で、
規格外は安い値段で買われてしまいます。

野菜の値段は手間賃と考えている私にとって、規格品も規格外も関係ありません。
私がダメと判断したものは、出荷しないだけの事。
これは、野菜を受け取ったお客様に満足して頂くための基準と思っています。

規格品を決めておいて、野菜が少ないからといって
今度は、「規格外を出荷するように」と言ってきました。

消費者の皆様のことを考えたら当然な事だとは思いますが、
私に言わせれば、「今さら何を言ってるの?」という話です。

規格外というのは、形、大きさ、傷、色など、いろいろと存在するもので、
いくら安くても、傷だらけの野菜を本当に消費者の方は買うのかも疑問です。

只でさえ、流通の段階、お店の陳列の段階で状態は悪くなるのに、その上、規格外となれば…

私が宅配セットのチェックで外した野菜、これを届けていたら今の私はありません。

さらに、この寒さの中、出荷する農家の辛さ…

野菜が上手く育っていないブルーな気持ちにプラスして体力的な辛さ。

雨の日の収穫。
正直なところ、私は野菜の値段を高くしたいくらいです。



そして、前倒しって何?

天候不順で生育が遅れているのに、そんな事、普通の考えではありえません。
しかも、影響で野菜が全滅という農家も多い中、「何言ってるの?」

畑ではキャベツを栽培中ですが、
「巻いていないキャベツを出荷できますか?」ってことです。

種まきから始め、時間をかけて収穫まで育てようとしている農家の事を
役人がわかっていないのではないでしょうか?


缶詰を作る工場のように、「はい、明日出荷します!」とはいきません。

消費者の皆様は、これを読んでお気を悪くしたかもしれませんが、
今の私の気持ちを書かずにはいられませんでした。



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農家の気持ちが全然わかっていない農林水産省。
これでは、食料自給率アップなんてお話になりません。

テーマ : 野菜づくり - ジャンル : 趣味・実用

23:19  |  農家のひとり言  |  トラックバック(0)  |  コメント(11)
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