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2008.10.30 (Thu)

出荷の基準は誰のため?

2日間の大根出荷

私の両親は同じ農業をしていても分野が違います。
私は、宅配野菜、飲食店さん専門。
両親は、市場への出荷専門。

春を最後に大根の出荷をやめるか迷っていた両親でしたが、
この秋、1反だけ大根の出荷をすることにしました。

昨日の父の言葉。
「明日から大根、いやだなぁ~」。

いよいよ今日から大根出荷が始まりました。

春の大根出荷時のお話はこちらから→☆

1反の大根畑は2日間で終了します。
1日約200箱。約2000本の大根を出荷します。

最近、忙しい私は出荷作業を手伝う時間がなかったのですが、さすがに大根出荷は手伝わなければなりません。
重い大根の、収穫作業、洗う作業、箱詰め作業、トラックへの積み込み。
とても重労働のくせに、値段が安く、毎回思うのですが、筋トレと思わなければやってられません。

両親にとっては、かなりつらい作業です。


出荷基準

1日の全てを大根出荷作業を手伝うことができない私は、収穫、積み込みのみをヘルプ。
宅配野菜をチェックしている横で、両親は大根の箱詰め作業をしていました。

「これ大丈夫かなぁ?」母
「…他の農家は入れてる。」父

箱詰め作業をする際、太さや大きさ、重さ、傷、曲り具合。
それらを見分けながら行います。
太さなどを合わせ、一箱を作るのです。

今年は市場から連絡があったそうです。
「クズは持ってこないでください。」

「クズ」とは、規格外品。俗にいうB級品。
今までは、B級品として出荷できたのですが、
「売れないから持ってこないで」という市場側の意見です。

益々、農家にとってはつらくなってきます…

「市場への出荷」をしないとやっていけない農家にとっては当然のことかもしれませんが、
両親の会話を聞いていて、「おかしくない?」と疑問に思った私。

そうなんです。
野菜の基準選びは、市場のために行っているのです。
畑で収穫する野菜は、1本1本全てが違います。
できるだけ、同じようなものを選んで1箱を作るのですが、それは市場側の都合なのです。

「違うんじゃない?」

宅配野菜を仕事としている私の基準は、「お客様」なのです。

「これならお客さんは満足してくれるだろう」

1本1本の大根の選び方も違うのです。
(確かに虫食いなどもありますが、高レベルの許容範囲で選んでいます。)

誰が食べるかわからない市場への出荷作業。
手元から離れた野菜はそれで終わりの出荷作業。
市場のための出荷作業。

私にとってやりがいを感じない出荷作業です。



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テーマ : 野菜づくり - ジャンル : 趣味・実用

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