2006.10.31 (Tue)
複雑な野菜選び!!
前にも書きましたが、宅配野菜のお客様への発送は、同じ方に続けて全く同じ野菜が届かないようにしています。
最近、リピーターの方も増えてきましたので野菜選びに時間がかかるようになってきました。
① 本日発送予定の方の苦手な野菜のチェック
② 前回発送した野菜のチェック
③ メモを持参で畑で、収穫野菜のチェック
④ 収穫野菜の決定
(○○さんの野菜、○○さんの野菜、・・・と紙に書いていきます。)
⑤ 野菜の収穫
⑥ 野菜のチェックをかねて水洗い
⑦ 箱詰め
⑧ それぞれの方への「お届け野菜リストの作成」
⑨ リストを箱に入れて完成。
本日収穫した野菜は、
長ネギ
大根
キャベツ
カブ
ターサイ
ほうれん草
ルッコラ
ピリカラ水菜
スティックブロッコリー
サラダからし菜
レッドマスタード
春菊の間引き菜
本日は、上記の中からの組み合わせでした。
明日の発送は何にしようか?
明日の朝、チェックから始まり、畑で決定です。
本日の二度手間は(けっこうあるのですが)
収穫した大根の虫食いがひどく、再び畑へ行きました。
昨日は、大根表面の肌の状態が悪く、7本余分に収穫です。
最近、大根にはめられています。
話はそれますが、
先ほど、地元でかなり有名、いや全国的にもかなり有名だと思いますが
あるお店から電話が入り、「バジル」について聞かれました。
1年を通して「バジル」が欲しいとの事。
「バジル」といえば、夏の野菜。夏は作っていましたが、今はありません。しかし、お店で販売されているということは、作れないことはないということ。
水耕栽培でなく、作ることができるか、研究課題が増えました。
チャレンジ精神が豊富ですので何とかしたい所です。
2006.10.30 (Mon)
スティックブロッコリーのお話
2006.10.29 (Sun)
11月3日の収穫祭
前々から「11月3日は、収穫ができません。」と告知してまいりましたが、その理由は、我が畑で「収穫祭」を行う予定となっています。
これは、料理のプロが、採りたての野菜を使って調理をし、
皆様に野菜を振るまい、楽しいひと時を過ごすという企画です。
主催者は、「おてんとうさま」という、食品の流通をしている会社です。
「おてんとうさま」→「おてんとうさまホームページです」
簡単に言うと、「野菜を使ってアウトドアでバーベキューをしましょう」という感じなのですが、なにぶん初めてのことですのでどうなることやら、期待と不安があります。
不安というのは、「来ていただいた方が、楽しむことができるかどうか」につきます。
逆に期待は、「野菜がどのように調理されるか」「皆さんの食べた瞬間の顔」の二つです。
野菜以外には、
「無添加ベーコン職人、Mさんのベーコン」。
これも楽しみです。このMさん、添加物を調べているうちに、ソーセージやハム、ベーコンに添加物がたくさん入っているのを知り、今では、自分で作り始めてしまったという方です。
新米の魚沼産こしひかりを使ったおにぎり。
我が家では、1年分のお米を毎年新潟の魚沼のお米農家に伺い、1年分ゆずってもらっています。このお米、本当に美味しく、おにぎりで参加者の皆様に味見をしてもらう予定です。
昔は、我が家もお米を作っていた時代もあったのですが、今は野菜1本です。
私は、何もしなくて良いということですので、普段通りの日程を消化していきます。当日も、千葉大学の園芸学部の学園祭に顔を出さなくてはならないので、朝早くからそちらに出かけ、そのまま収穫祭に入ります。
約20名参加の「収穫祭」ですが、いったいどうなる事やら、後ほどご報告させていただきます。
2006.10.28 (Sat)
☆春菊のパスタ☆
2006.10.27 (Fri)
スーパーめぐり
週に2~3回はスーパーに出かけます。
行き先は、野菜売り場。
今日は、3ヶ所のお店に行ってきました。
野菜売り場観察のポイントは、
①今売れている野菜
②野菜の価格
③野菜の梱包
④野菜の状態
⑤野菜の品揃え
以上をチェックしています。
お店によって、野菜への力の入れ方にも違いがあります。
最近は、「生産者の顔が見える野菜コーナー」が多く目立ち
売れ行きも、通常のコーナーよりは、売れている感じがします。
いつも思うのですが、
生産者の顔写真が載っていて、「○○さんが作った○○」などと
紹介文が書いてありますが、○○さんを知っているわけでもないのに
安心感がわくのか疑問です。
市場から仕入れた野菜や輸入野菜よりも「新鮮」という感じなのでしょうか。
売れ行きは良いみたいですので、購入する人達には何かしらの理由があると思いますが、
「新鮮」を求めるのであれば、直売所の方がおすすめです。
そんなことを考えながら、野菜売り場をウロウロしていますが
今では趣味みたいなものです。
野菜売り場に落花生が袋に入って売っていました。
「どこの産地か」と裏を見てみると、賞味期限が既に切れています。
店長を呼んで、小声で教えてあげました。
その時の店長の顔は、さすがにあせっていました。
今後も勉強と研究をかねて、いろいろな所へ出没する予定ですが、
あやしい男をみかけたら、私です。
2006.10.26 (Thu)
本日の貢ぎ物
畑で収穫をしていましたら、誰かが呼んでいます。
主婦その1でした。
「お茶がはいったわよ。」
お盆にお茶菓子、ポットにお茶を持って準備しています。
こちらは、お茶をしている暇などないのですが、
これも付き合い、お呼ばれしました。
ダイコンの収穫も終わり、何をたくらんでいるのか?
野菜はいろいろありますので、何を狙っているのか?
お茶を1杯頂き、収穫作業に戻ります。
帰り際に持ち帰ったのは、キャベツ2個でした。
さすが、主婦その1。恐るべし。
2006.10.25 (Wed)
キャベツのお話
2006.10.24 (Tue)
寒い1日です。
朝から雨でお昼頃小降りになりましたので、宅配用野菜の収穫に行ってきました。
今日は寒さが厳しく(真冬に比べたらたいしたことはありませんが)
野菜を洗う水も冷たいです。
寒さの本番になりますと、水が暖かく感じます。
手が冷たくなってきましたので、暖をとるためにこの時間にブログを書いています。(通常はこの時間に書けませんので、何か新鮮です。)
外は、また雨が降ってきました。
夕方の作業で種まきをしたかったのですが、無理そうです。
「種まきをしたい。」いや「種まきをしなければならない。」
少しあせりを感じますが、これも自然相手の仕事。
今日は、早めに「休め」と言われているのかもしれません。
2006.10.23 (Mon)
新種のカブ「あやめ雪」その後
前に「あやめ雪」のお話をしました。
その後、新たに種まきをしようと思いまして、いつもの種屋さんに種を注文しました。
待っても待っても種が入りません。
種屋さんに催促の連絡を入れても種屋さんにも種が入ってきません。
意外な事実がわかりました。
2006.10.22 (Sun)
切りとり君
2006.10.21 (Sat)
野菜対決!!
本日、地元の商店会の方からの依頼で野菜を用意しました。
何やら「野菜対決」という企画に使う野菜が欲しいとの事。
内容はサラダに使える野菜。
本日用意した野菜は、
カブ(このカブは本当においしいです。生で食べると最高!)
リーフレタス
サンチュ
セニョリータ(ピーマンとトマトをかけ合わせた新種のパプリカです)
スティック春菊(生で食べれる春菊)
スティックセニョール(ブロッコリーのスティック版、茎がおいしい)
サラダからし菜
水菜
サラダナ
の9種類です。
この企画にお伺いして味見をしたかったのですが
午後からは、宅配野菜の収穫がありましたのであきらめました。
この企画、来ていただいたお客様に試食してもらうそうで、
いったいどちらが勝ったのか、気になる所です。
そして、どんなサラダができたのか、これも気になります。
皆さんが楽しめたかどうか、一番気になります。
今回の料理対決企画→こちらから
2006.10.20 (Fri)
うまい!「ネギだけスープ」
2006.10.19 (Thu)
コンパニオンプランツ新顔
2006.10.18 (Wed)
主婦は強し!
2006.10.17 (Tue)
質問箱オープン!
2006.10.16 (Mon)
スティック春菊のお話
βカロテンや鉄分に富み、普通の春菊に比べて、茎が長く(ヤシの木のよう)特有の香りが少ない、新しいタイプの春菊です。
茎もやわらかく、そのまま生で食べれます。

栄養価
新顔野菜のため、細かい栄養成分については、研究中の段階ですが、栄養価は春菊とほぼ同じといわれています。
体に有効な栄養素をバランスよく含み、例えば、骨を丈夫にするカルシウムは
ほうれん草の約1.7倍、便秘を防ぐ食物繊維はサツマイモとほぼ同じ量を含んでいます。
その他、ビタミンB2、カリウム、鉄分も豊富です。
中でも注目がβカロテン。
ガンを誘発したり、老化を早めたりする活性酸素から細胞膜を守るといわれています。
このβカロテンを効率よく取り入れるには、油で炒めること。
(これは、人参などにもいえます)
油で炒めることによって、吸収率が高まります。
最近では「キューピー」が、マヨネーズと一緒に食べると吸収率が約7倍になるという研究結果を報告しています。
食べ方
名前の通り、スティックサラダや、他の野菜と合わせてのサラダ。
マヨネーズがおすすめです。
その他、お浸し、炒めもの、スープ、天ぷら、もちろん鍋物。
☆ポイント☆
色よくゆでるには、熱湯を使うことです。茎、ひと呼吸おいてから葉の順番に入れます。一度にたくさんゆでると、湯の温度が急に下がりますので、多いときは何回かに分けてゆでてください。
また、鍋に入れる際は、最後に入れてください。
やわらかいので、煮込みすぎますと溶けてしまいます。さっと火が通れば十分です。
生産者泣かせ
現在の野菜の種の発芽率は85%から90%です。
これは、種をまけば、環境さえ整えばほぼ発芽するということです。
ところが、この「スティック春菊」は驚きの60% です。
しかも種の量が少ない。そのため、畑での栽培は、少しです。

畑でつまみ食いをしてしまうほどのおいしさ。特有の香りがたまりません。
お店でみかけたら、是非買ってみてください。
やわらかくておいしいですから。
※ 残念ながらあまり出回っていないのが現状です。
2006.10.15 (Sun)
野菜を選ぶ基準は?
私の地元の商店会が、毎週日曜日に無農薬野菜の販売を行っています。
これは、商店会の活性化が目的で、商店会の方が貴重な時間をさいて行っています。
※ 数十年前はとてもにぎやかでしたが、今ではシャッターの
閉まっているお店がたくさんあります。
初めて約半年、今では固定客のお客様もついて、かなりの売れ行きだそうです。
本日は、商店会の近くの公園でフリーマーケットがあり、ここで無農薬野菜のお店を出店していました。
私も少し参加させていただいたのですが、思ったより売れなかったのです。
理由は、このフリーマーケットに八百屋さん(地元の八百屋さんではありません)が出店していたのです。
市場から大量に仕入れてきた野菜を、安い値段で売っていました。
このお店には、たくさんの人が集まり活気があふれていました。
ところが、こちらの無農薬野菜はというと、お客さんもまばらで寂しいものです。
八百屋さんに偵察にいってみると、野菜の質はこちらが勝っています。
負けているのは、値段だけ。
無農薬野菜をつくるには、苦労が多く、収穫量が減ってしまうため、どうしても値段が高くなってしまいます。
現在、無農薬野菜や有機野菜、そして安全性を考慮して、野菜を購入する人達は、
全体の1.6%だそうです。
私の地元でも、その数字が正しく、値段の安い野菜にお客さんが集中していました。
安全性はもちろん、収穫したてですから味も良い、それでもまだまだ値段には勝てません。
値段?安全性?味?品質?皆さん、野菜を選ぶ基準は何ですか?
2006.10.14 (Sat)
チンゲンサイのお話
チンゲンサイはアブラナ科の緑黄色野菜で、原産地は中国です。

豊富な栄養素
チンゲンサイは、ビタミンA、B、C、K、カリウム、カルシウム、カロテンが豊富に含まれています。
ビタミンAの含有量は、ピーマンの約6倍も含まれていてビタミン供給源として「風邪」の予防にもなります。
また、カルシウムも多く、骨粗しょう症を予防できる野菜でもあります。
※ カルシウムを含む代表的な野菜に「小松菜」「水菜」「モロヘイヤ」
などもありますが、チンゲンサイも含め、緑色の葉の部分にカルシウムが多く、緑の薄い、白菜やキャベツの約3倍含まれています。
調理のポイント
チンゲンサイは、油との相性が良いのが有名です。
高温でさっと炒めると、ビタミンCの損失も少なく、さらに色が鮮やかになります。
以上のように、熱を加えても煮崩れしにくいので、炒め物の他、スープなどにも利用されます。
○切り方のポイント
葉と茎で火の通り方が違いますので、葉と茎を2分にします。
○茹で方のポイント
塩と油を入れて茹でるとつやや風味が良くなります。
そして、栄養的にもカロテンの吸収がアップします。
たっぷりの湯に塩ひとつまみ、大さじ1杯の油を入れ、茎から茹でます。
○炒め方のポイント
家庭のコンロでは火力が弱いので、さっと下茹ですることによって
火の通りが早くなり、歯ごたえを残すことが出来ます。
チンゲンサイはあくが少なく食べやすい野菜ですので、
炒めもの、スープ、塩漬け、お浸し、和え物等、和・洋・中のあらゆる料理に利用できます。
栄養タップリです。たくさん召し上がってください。
2006.10.13 (Fri)
本日の訪問者
2006.10.12 (Thu)
野菜の声
畑の野菜が声をかけてくる時があります。
実際には、声など聞こえませんが、野菜が訴えているのです。

写真はほうれん草です。少し見にくいのですが、葉が黄緑色になってきています。
これは、ほうれん草が肥料を欲しがっているサインなのです。
肥料の三大要素
野菜の生育には、さまざまな元素が必要です。
このうち、炭素、酸素、水素は空気や水から取り入れることが出来ますが、
それ以外の重要な元素は、土に含まれる養分として根から吸収します。
不足する分は、人が「肥料」として施す必要があるのですが
その重要な元素が、「窒素」「リン」「カリウム」です。
この3つは三大要素と呼ばれとても重要なものです。
写真のほうれん草は、緑の葉が薄くなってきています。
「カリウム」を欲しがっているのです。
追肥として、「カリウム」を与えてあげると元気になってきます。
また、水分が足りなくなると、野菜はしおれて「水が欲しい」と叫んできます。
毎日、野菜を見回っていると、何らかの合図が感じられます。
野菜は人と違って、必要なものしか欲しがりません。また、素直で嘘をつくこともありません。
野菜の要求に答えてあげると、それが、「おいしい野菜」としてかえってきます。
野菜に感謝の毎日です。
2006.10.11 (Wed)
簡単なのに絶品スープ!!「カブと鶏の和風スープ」
このレシピも宅配のお客様からのご紹介です。
レシピは簡単なのですが、最高のスープに仕上がります。

材料(4人分)
カブ 小カブ4個
カブの葉 適量
鶏もも肉 150g
塩 少々
スープ 800cc(かつおぶしと昆布でしっかりだしをとります)
1、あらかじめ、スープを作ります。
2、カブの皮をむきながら面取りします。
3、カブの葉は4~5cmくらいに切ります。
4、鶏肉は食べやすい大きさに切ります。
5、鍋に入れたスープの中に、カブ、鶏肉を入れ、カブがやわらかくなるまで
コトコト煮ます。
6、カブがやわらかくなったら、葉を入れ、最後に塩だけで味付けをし
完成です。
さっぱりとした和風スープでたくさん食べることができます。
カブがホクホクで体も温まります。
寒い日に、是非お試しを!
2006.10.10 (Tue)
この時期、恒例の訪問者
ダイコンの出荷が始まりました。
この時期、決まってやってくる訪問者がいます。
それは、主婦その1です。
(その1としているのは、その2、その3・・・と続くからです。)
この主婦その1は、手ぶらではやって来ません。
ポットにお茶を入れて、風呂敷におせんべいやお菓子を包んでやって来るのです。
そして、お茶が終わると家に帰って長靴をはいて再度やって来ます。
畑でダイコンを抜くと、中には形の悪いものがあります。
そのダイコンは、出荷できませんので畑に置いてきます。
市場への出荷が終了するとまとめて処分するのですが、
主婦その1の目的はそれらのダイコンなのです。
両手にかかえて、5~6本はもっていくでしょうか。
そんなにたくさんのダイコンを何に使うのか不思議です。
種まきや草取りの作業の時は、まずやって来ません。
主婦の恐ろしさ、イモムシに匹敵します。
※本日の画像はカットさせていただきます。
2006.10.09 (Mon)
珍しい野菜の種まき
本日の種まきは、初めて作る野菜3種類でした。
今年の秋~冬にかけてのテーマがありまして
「ミニ野菜」と「色に注目」の二つです。
①黒長ダイコン
②ビーツ
③黄金カブ
以上の3種類が本日の種まきです。
①の黒長ダイコンは、皮が黒で中が白というダイコンです。
今年の夏、黒トマトを栽培しましたが、黒くならず失敗に終わりましたので、「黒のリベンジ」です。
②のビーツは、中まで赤い西洋の赤カブです。
ボルシチなどには、必要不可欠の野菜です。
ビーツの種は変わっていました。

ビーツの種です。
③の黄金カブは、表の皮が黄金色というカブです。
全て初めてですので、うまくいくかわかりませんが、自分でもかなり楽しみです。
注目は、黒長ダイコンと黄金カブ。
どんな色になるのか期待しています。
2006.10.08 (Sun)
ハーブに仲間が増えました
農作業が終了し、夕方、茨城県にあるハーブ園に行ってきました。
数年前に通ったハーブ園で久しぶりの訪問です。
目的は、コンパニオンプランツの購入です。
ここは、ものすごい量のハーブ苗が販売されており、迷ってしまいます。
コンパンオンプランツの事を聞くために、お店の方に声をかけると
奥から「先生」と呼ばれる方が出てきました。
この「先生」、ハーブの知識は半端ではありません。
とても勉強になりました。
そこで、これから冬にかけておすすめのハーブを買ってきました。
・ワームウッド
・サザンウッド
・レモンマリーゴールド
他にもハーブを買ったのですが、コンパニオンプランツとして使えるのは以上の3種です。
フレンチマリーゴールドが欲しかったのですが、1年草で時期的にはもうすぐ終わってしまうそうです。春になってからの購入です。
レモンマリーゴールドは、多年草で挿し木で増やすことができるそうです。
本日、買った3種、臭いが強烈です。変な臭いではないのですが、虫が嫌がりそうな臭いです。
その他、野菜とハーブの共生についても聞いてきましたので、
今後の畑は、ハーブの力を借りることになって行きます。
何といっても「自然と植物の力は偉大ですから」
コンパニオンプランツの種類はまだまだたくさんありますので、時間が出来たらハーブ園通いが続きそうです。
2006.10.07 (Sat)
大雨が残していったもの。
昨日は、大雨で農作業ができませんでした。
今朝畑に行ってみるとこの状態です。

朝一番の写真です。
ネギが倒れてしまっています。大雨は予想していたのですが
風は予想外でした。
昼間は、別の作業がありますので、ネギの修復は夕方からです。

このような状態です。
倒れてしまったネギの根もとに土を寄せます。
完全に折れてしまったネギは、もうだめですが、曲がっているくらいであれば、土を寄せることによって、まっすぐ伸びて成長してくれます。
曲がったネギが、元通りになってくれるのです。

少し暗くなってきました。土寄せをしたネギ畑です。
まだ曲がっているネギは折れてしまっています。
台風直撃などの場合は、前もってネットなどで対策をするのですが、
今回は油断していました。
自然の力はものすごいもので、人間の非力さを痛感します。
しかし、野菜の生命力も、ものすごい力をもっています。
少しだけ、手助けしてあげると元気になってくれます。
この力強さが、おいしい野菜の源なのかもしれません。
2006.10.06 (Fri)
本日大雨です。
昨晩から大雨です。
年に数回あるかないかの大雨だそうです。
本日、宅配の収穫があり、
先ほど、畑を見に行きましたが、断念いたしました。
本日、ご予定の皆様、申し訳ございません。
いつもより、ほんの少し大変な思いをすれば収穫ができるのですが、
収穫した野菜が傷ついたりし品質が落ちる可能性が大きいので
あきらめました。
2006.10.05 (Thu)
手袋
農作業をする時はいつも素手です。
今では、手のシワや爪の間に入った土が洗っても落ちません。
農業を始めた頃は、軍手やゴム手袋を使っていました。
ところが父はいつも素手です。
真っ黒な手を見て、「汚い手だなぁ」といつも思っていました。
手がかわいそうに思い、
「手袋を使えば」と言ったことがあります。
父の返答は、
「手袋なんかしてたら、ろくな仕事はできない。」
という一言でした。
今では、手袋を使いません。
芋を掘るときも素手です。へとへとくんを使うときも素手です。
草取りも素手です。全て素手です。
たまに虫を触り「うわっ!!」と一人で叫んでいます。
はじめは、自分の手が恥ずかしかったのですが
今では、買い物でレジでお金を払うとき、汚い手を出しています。
少しですが、この汚れが誇りにも感じてきています。
2006.10.04 (Wed)
大根のお話
通常、お店で売られている大根は、葉が付いていません。葉付き大根も売っているときもありますが、少量です。
では、なぜでしょう?
4つの理由があります。
その1
市場へ出荷する箱のサイズ
箱のサイズは、560mm×340mm×145mmです。
葉付き大根のサイズは、約80cm前後、葉を切らないと箱に入りません。
その2
収穫直後の大根の葉は折れやすく、収穫からの作業が大変です。
その3
虫食いなど、見栄えが悪くなります。
その4
収穫からお店に並ぶまで、通常の経路をたどると3日、4日はかかります。しなびてしまった葉では売りにくいです。
要するに、売り手側の都合です。
消費者の皆様は、大根の葉を必要としています。
宅配、直売など以外、今の流通経路では、少量の葉付き大根しかお届けできないのが現状です。


大根の畑
それでは、大根のお話です。
一般に出回っている大根(青首大根)の旬は、秋から冬にかけてです。
この時期が、一番おいしい時期で、甘みも強くなっています。
大根には、形、色、味などさまざまな種類があります。
そんな大根の原産地は、ヨーロッパ地中海沿岸から中央アジアといわれています。エジプトでは、ピラミット建設の人夫たちの食料だったそうです。
日本では、1300年以上の古い歴史があります。
数少ない日本古来の野菜と言ってよいかと思います。日本での伝統がある野菜は、それぞれの地方で、その土地に合うように改良されてきました。そのため、種類が豊富なのです。カブもそうです。
大根はアブラナ科ダイコン属で、葉は緑黄色野菜、根は淡色野菜です。
大根には、食物繊維、ビタミンCが豊富に含まれています。皮には、中心の部分の2倍のビタミンCが含まれています。
さらに、葉の部分には、根の5倍のビタミンCが含まれていて、その他、ビタミンA(カロテン)、ビタミンB1、B2、カルシウム、ナトリウム、リン、鉄なども含まれています。
大根の効能としては、
食欲増進
消化促進
がん予防
せき止め
骨粗しょう症予防
貧血改善
血液サラサラ作用
などがあります。
大根の選び方
以上の理由から、
①出来るだけ葉付きを選びましょう。
②葉の茎を折ってみて、そこがスカスカであれば大根自体にもすが入っています。
③葉が切り落とされているものは、葉の切り口がみずみずしく新鮮なものを選びましょう。
(葉が切り落とされていることで、すでに収穫から3日は経過していると思いますが、中には、お店で葉を切り落とした事も考えられます)
④白く、張りがあって、ずっしりと重いもの
大根の保存法
葉を付けたままにすると、葉から水分が蒸発してしまい、根の水分もうばってしまいますので、葉を付け根ギリギリのところで切り離し、葉は、ビニール袋に入れて、冷蔵庫で保存してください。
できるだけ、その日のうちに調理し、使いきれないようであれば、さっと茹でて、適当な長さに切り、冷蔵庫で保存して下さい。
根の部分は、ビニール袋、新聞紙、ラップなどで冷蔵庫で保存して下さい。
泥つきの大根が手に入った場合は、土の中に埋めるか、新聞紙などに包んで暗い場所に置きます。
大根の使い方

首の部分は、辛味が弱く、生食に適しています。サラダ、おろし、刺身のつまなどがおすすめです。
胴の部分は、最も甘みが強く一番おいしいところです。火の通りも早く、煮物に最適です。(おでん、ふろふき大根等)
大根の味を生かした薄味の煮物にすると、美味しさが引き立ちます。
先端の部分は、辛味が強く、味の濃い料理向きです。
辛い大根おろしなどは、こちらを使いましょう。(味噌汁の具、炒めもの、ぬかづけ、薬味等)
これから大根のおいしい季節をむかえます。
根菜類は、体を温める作用もありますので、寒い季節を乗り切ってください。
2006.10.03 (Tue)
畑で困っていること。
畑で困っていることがあります。
それは、草です。
原因は隣の畑の草なのですが、放置された畑は雑草だらけ。
草の種が畑に飛んできてどんどん芽を出しています。

奥に見えるのが問題の草です。空き地ではなく、畑なのです。

畑も放っておくとこのようになります。

種が飛んできて、畑から草の芽が生えてきました。
前にも書きましたが、農家の高齢化が進み、手が回らないため、荒れ果てている畑が増えています。
この草畑は、今となっては子供達の遊び場となっています。
子供達も実は畑だとは思っていないでしょう。
人の畑ですから、手を出すことも出来ず、もっぱら草取りに終われる毎日です。
おばあちゃんによく言われているのですが、
「目の前にある草を放っておくと、10年は苦労する。」
確かに草の生命力は計り知れないものがあります。