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2006.09.14 (Thu)

宅配野菜とお店の野菜、その違いは?

もちろん違います!

宅配野菜とお店で売っている野菜の違いは何か?

1番の違いは「鮮度」です。

前にも書きましたが、収穫してから食卓へ到達するまでの時間が大幅に変わります。「新鮮」こそが、美味しさにつながるポイントです。

その他にも違いはたくさんあります。
その中でも「鮮度」と同じ、いやそれ以上の違いがあります。

その違いとは何でしょう?

それは「気持ち」です。

私は、全国のご家庭やレストランに野菜をお届けしています。もちろん、市場への出荷もしています。同じ野菜を出荷するのにもとても重要な違いが「お客様が確定していること」にあります。

市場へ出荷した野菜は、いろいろな業者の手にわたり、お店にならびます。その野菜は、誰が食べてくれるかわかりません。

ところが、宅配野菜の場合は、食べてくれる人がわかっておりますので
収穫する際の気持ちが違います。

大根1本を例にとりますと
お店で並んだ大根は、誰が食べてくれるかわかりません。もしかすると
売れることなく捨てられてしまっているかもしれません。
しかし、お届け先が決まっている場合、この1本の大根は、○○さんの為に収穫しお届けしているのです。

この気持ちは、収穫にも現れます。

1日に収穫する2000本の大根は、流れ作業の中で淡々と収穫されていきます。
しかし、お届け先が決まっている場合、「○○さんに喜んでほしい」という気持ちが入りますので、何千、何万とある大根の中から、できるだけ良い大根1本を選んで収穫するのです。

虫のついた葉のチェックなど、梱包する際もできるだけ傷などをつけないように注意し、作業を行います。

収穫から梱包、そして無事に届くまでは本当に気が抜けません。

※採りたての葉物野菜などは、茎がポキポキすぐ折れてしまいます。
ふにゃ~と曲がったりせず、折れてしまうのです。

以前、宅配用にじゃがいもを収穫しました。40個ほどあればよかったのですが、40個収穫するために、プラス200個強収穫しました。合計約250個です。
自分で引いている「規格のガイドライン」に満たすじゃがいもがなかなか収穫できなかったためです。このときは虫食いが多く、とても大変でした。

宅配野菜の良いところ、それは、農家の気持ちが入った野菜を食べれることだと思っています。

また、消費者の皆様も「気持ち」が違うのではないでしょうか。

お店で並んでいる野菜は、数ある食品の中の一つと考えられてしまいがちですが、栽培した農家がわかっている場合、無駄にすてることなく、安心して食べられるのではないでしょうか。

お客様の声ですが、

「無駄にしないで、全て使い切ります」
「子供が野菜を食べるようになりました」
「子供がお手伝いをしてくれるようになりました」など。

野菜を通して「食育」も行われています。

農家と消費者の皆様の「気持ち」
ここに大きな違いがあると思います。
23:45  |  新鮮野菜の入手、選び方  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)
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