2011.11.25 (Fri)
アルバイトのお話
夜はバイトしてました。
新カテゴリー「過去のお話」を追加しました。
普通に会社に勤めていた私が農業という職業に就いたわけですが、
野菜の作り方も食べ方も全くの白紙の状態でした。
今のきっかけとなるインターネットで野菜の販売をするまでに2年ほどかかっています。
それまでは、「職業は?」と聞かれても「農業です。」とは答えることはできませんでした。
正確に言うと、答えてはいけない状態というか、「これでいいのか…」と自分に問いかけていた時期でした。
インターネットで野菜販売を始めたと言っても、
それでとうてい生活できる収入はありませんでしたので、夜のバイト生活を送っていました。
朝から夕方までは農業。
19時から夜中の3時まではバイト。
2~3時間ほど寝て、農業。
夕方からバイト……
この生活を5年やっていたのです。
(1~3年、コニカ。4~5年、豆腐屋さん。)
そのせいか、今でも睡眠時間が少ないのは大丈夫になってしまいました。
バイト先の事情で一度変わったのですが、最初に始めたのが写真の補正です。
コニカ(現コニカミノルタ)で、集合写真の補正とトリミングを担当していました。
簡単に説明しますと、
皆さん、修学旅行などに行くとクラスで必ず記念写真を撮りますよね。
地元の写真館が同行して、「ハイ、チーズ!」ってやつです。
地元の写真館が撮影したネガがコニカに届き、その写真の色の補正とトリミングして返却
↓
返却された写真を写真屋さんが学校に戻して注文を取ります。
↓
学校から注文された枚数はコニカにオーダーが入ります。
↓
コニカで焼き増しした写真が返却され、生徒さんに配られる
こんな流れが成立しています。
実は写真館が撮影した写真はけっこうメタメタで、
水平に写っておらずに曲がっていたり、左右のバランスが違っていたりと
これでもプロ?と思われるものも多くありました。
※ 全ての写真館がこの通りというわけではなくこんなお店もありました。という事ですので
今ではデジカメが当たり前の時代ですが、皆さんのお持ちのデジカメには
ホワイトバランスや明るさが調整できる機能が付いていると思います。
モニターである程度は確認できますが、
私が補正をしていた頃はデジカメはまだ普及されていませんでしたので、
ネガを見なければどのような色になっているかわからない時代だったのです。
小さい頃、幼稚園のおゆうぎの写真や合唱コンクールの写真を撮った方も多いと思います。
ありがちなのが、黄色っぽくなっている写真。
室内で撮ると、あの色になりがちなのですが、
補正すると、しっかりと黄色く写っている顔が肌色になり、
黄色っぽい服もしっかりと白くなります。
マゼンタ、シアン、イエロー、この組み合わせで色はどうにでもなるのです。
当時は、農業以上に気合いが入っていたかもしれません。
「この補正した集合写真、受け取った子供達の80%は、
いつまでも大切に持っているんだろうな」
そんな事を考えると、私が補正した写真の大事さを感じ、
かなり一生懸命でした。
時代もデジカメの普及率があがり、
コニカもその流れに乗って行きます。
アナログの補正の機械からパソコンに変わったのです。
それと同時にインターネットで写真の現像及び焼き増しができるシステムが導入されました。
お客さんは、デジカメで撮影したデータをネットでコニカに送ります。
↓
コニカで受け取ったデータを、指示通りの枚数を焼いて封筒に入れて返却。
今まで通り夜中の12時頃までは集合写真の補正をしていたのですが、
その後は、3時まで全国からのネット注文の写真を1人で担当していたのです。
当時、コニカでネット注文した方、その中には私が焼いた写真があります。
一般のお客さんは、一度自分が撮影した画像を確認していますので、
基本的に補正はする必要がなく、サービスで明るさをプラスマイナス1~2ほど調整していました。
お客さんの個人の写真は、お客さん自身と私だけが見る秘密事項でしたが、
これ、絶対まずいでしょ、という危険な写真も数多くありました。
当時は、家の近所の写真屋さんに現像を出すと、
このお店は赤っぽいとか、あっちのお店は青っぽいとか、
お店の色の好みが表れていたのを覚えています。
今使っているパソコンにも簡単な画像の補正機能が付いていますが、
コニカで使っていたプロ用のフォトショップのソフトとは比べものにならないほどお粗末。
そのお粗末のソフトで画像をアップする時は、当時のバイト時代の経験が役に立っています。

ライダー変身!
トゥー

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↓ ↓ ↓

過去の経験、当時は何とも思わなくても、
いつかは役に立つものです。
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普通に会社に勤めていた私が農業という職業に就いたわけですが、
野菜の作り方も食べ方も全くの白紙の状態でした。
今のきっかけとなるインターネットで野菜の販売をするまでに2年ほどかかっています。
それまでは、「職業は?」と聞かれても「農業です。」とは答えることはできませんでした。
正確に言うと、答えてはいけない状態というか、「これでいいのか…」と自分に問いかけていた時期でした。
インターネットで野菜販売を始めたと言っても、
それでとうてい生活できる収入はありませんでしたので、夜のバイト生活を送っていました。
朝から夕方までは農業。
19時から夜中の3時まではバイト。
2~3時間ほど寝て、農業。
夕方からバイト……
この生活を5年やっていたのです。
(1~3年、コニカ。4~5年、豆腐屋さん。)
そのせいか、今でも睡眠時間が少ないのは大丈夫になってしまいました。
バイト先の事情で一度変わったのですが、最初に始めたのが写真の補正です。
コニカ(現コニカミノルタ)で、集合写真の補正とトリミングを担当していました。
簡単に説明しますと、
皆さん、修学旅行などに行くとクラスで必ず記念写真を撮りますよね。
地元の写真館が同行して、「ハイ、チーズ!」ってやつです。
地元の写真館が撮影したネガがコニカに届き、その写真の色の補正とトリミングして返却
↓
返却された写真を写真屋さんが学校に戻して注文を取ります。
↓
学校から注文された枚数はコニカにオーダーが入ります。
↓
コニカで焼き増しした写真が返却され、生徒さんに配られる
こんな流れが成立しています。
実は写真館が撮影した写真はけっこうメタメタで、
水平に写っておらずに曲がっていたり、左右のバランスが違っていたりと
これでもプロ?と思われるものも多くありました。
※ 全ての写真館がこの通りというわけではなくこんなお店もありました。という事ですので
今ではデジカメが当たり前の時代ですが、皆さんのお持ちのデジカメには
ホワイトバランスや明るさが調整できる機能が付いていると思います。
モニターである程度は確認できますが、
私が補正をしていた頃はデジカメはまだ普及されていませんでしたので、
ネガを見なければどのような色になっているかわからない時代だったのです。
小さい頃、幼稚園のおゆうぎの写真や合唱コンクールの写真を撮った方も多いと思います。
ありがちなのが、黄色っぽくなっている写真。
室内で撮ると、あの色になりがちなのですが、
補正すると、しっかりと黄色く写っている顔が肌色になり、
黄色っぽい服もしっかりと白くなります。
マゼンタ、シアン、イエロー、この組み合わせで色はどうにでもなるのです。
当時は、農業以上に気合いが入っていたかもしれません。
「この補正した集合写真、受け取った子供達の80%は、
いつまでも大切に持っているんだろうな」
そんな事を考えると、私が補正した写真の大事さを感じ、
かなり一生懸命でした。
時代もデジカメの普及率があがり、
コニカもその流れに乗って行きます。
アナログの補正の機械からパソコンに変わったのです。
それと同時にインターネットで写真の現像及び焼き増しができるシステムが導入されました。
お客さんは、デジカメで撮影したデータをネットでコニカに送ります。
↓
コニカで受け取ったデータを、指示通りの枚数を焼いて封筒に入れて返却。
今まで通り夜中の12時頃までは集合写真の補正をしていたのですが、
その後は、3時まで全国からのネット注文の写真を1人で担当していたのです。
当時、コニカでネット注文した方、その中には私が焼いた写真があります。
一般のお客さんは、一度自分が撮影した画像を確認していますので、
基本的に補正はする必要がなく、サービスで明るさをプラスマイナス1~2ほど調整していました。
お客さんの個人の写真は、お客さん自身と私だけが見る秘密事項でしたが、
これ、絶対まずいでしょ、という危険な写真も数多くありました。
当時は、家の近所の写真屋さんに現像を出すと、
このお店は赤っぽいとか、あっちのお店は青っぽいとか、
お店の色の好みが表れていたのを覚えています。
今使っているパソコンにも簡単な画像の補正機能が付いていますが、
コニカで使っていたプロ用のフォトショップのソフトとは比べものにならないほどお粗末。
そのお粗末のソフトで画像をアップする時は、当時のバイト時代の経験が役に立っています。

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